共働きサバイバル記

毎日が必死、共働きサバイバル生活しています。メーカー勤務の夫、元気すぎる小学生長男、おっとり保育園児次男との育児、中学受験、ライフスタイルハックなどつづっています。

50冊以上子育て本を読んだ私が、これ1冊で良いと思えた子育て本。

本が好きで、長男が生まれてから、子育て本は数々読んできた私。

モンテッソーリ、最新の子育て、アドラー、男の子の育て方、ほめ方、、、、今まで50冊以上は読んできたと思います。

 

その中で、1番に輝いた本についてレビューしたいと思います。

 

その本は、、、、

 
   
「親業」トーマス・ゴートン著 の本!!!
「親業」とは・・・
子どもがいかに育つかではなく、子供が育つ上で親がいかにかかわるかということに焦点を当てた子育て法。
つまり親としての役割を最大限に果たすための訓練について書かれています。
親業訓練会という組織もあり定期的にセミナーを開いています。
私は塾でこのセミナーを推奨しており、そこで知り、本を読んでみました。
仕事ではあやゆる研修などがあるのに、親という大仕事については誰にも教わることなくやりますよね。
自分の親を思い出しながら、ネットや書籍で調べながら試行錯誤して子育てをしていました。
子育ての悩むところ
悩むこと、尽きないし、たくさんあると思いますが、
だいたい「言うことをきいてくれない」ということではないでしょうか?
親は経験や知識もあるので、こうしたほうがいいという先を見て行動できます。
また、経験も知識もあるがゆえに、「正しい」ということも思っています。
言うことを聞かせたいと思うところは、「この子が困らないように」という愛情でもあると思います。
親だから〇〇すべきという気持ちもあり、つい言うこともあります。
しかし、思うように子供が行動しなかったり、自分の言ったことを理解してくれないと、親も人間ですからイライラしますし、どうにか言うことを聞かせようと、強く言ったり、怒鳴ったりしてしまいます。
じゃ、子供のいうことを聞いたらいいのか?
なんでも受け止めて、言うことを聞いたらいいのか?というと、違いますよね。
あきらかにダメなこと(犯罪や人に迷惑をかけることなど)も、「いいよ」とはいえませんよね。
また、親も人間なので、自分の考えも、思いもあり、自分を抑えて、我慢することはストレスを感じると思います。
じゃどうしたらいいの?
親業では「親が勝ち」「子どもが負け」という勝ち負けの勝負ではなく、それ以外の方法が紹介されています。
親と子供の意見や思いが食い違うときに「両方に受け入れられるように考えてみない?」と提案すること、という方法が載っています。
他人と話しをするときにこの方法を使ったことがあると思いますが、子供に対しては、
意識していないとやっていないかも・・・と思いました。
ただ、やはりそのためには相手の話を伝える技術、自分の意見を伝える技術も必要なので、どのようにするかは本を詳しく載っています。
親業のセミナーはこの実技をやるらしく、いつか行ってみたい・・・!
(※開催場所が我が家から遠く、全8回というハードルが私には高すぎて行けていません・・・)
親の権威についてが心当たりありすぎる
知らず知らず、子供に対して権力を奮っている。
例えば、
怒り、嘘をつく、感情を隠す、支配的になる、ご機嫌を取る、反抗、否定など・・・
手を胸に当てて考えると、
「はい、、、神様、、、わたしやっていましたね・・・」とワナワナします。
色々な権力の影響について書かれており、思い返すとぞっとします・・・!!!
この本が他の子育て本より優れていると思う点。
色々な子育て本を読んできましたが、どれも、「こうすると頭がよくなるよ」「これが今教育にはいいよ!」「親が頑張りなさい」「親が努力して声がけを工夫しなさい」と書いていますが、わかります。
親が変わらなきゃいけないことは。
ただ実際、共働きで、子供のために必死になると必ず自分を犠牲にしなければならない。できることも限られていることも多いです。
親が声掛けを変えるときに、感情を抑えて偽りの笑顔で「早くやってくれるとママ嬉しいな♪」というのも結構しんどいし、器用にできません。。。
このように今までの子育て本は、「反省してもっと親が頑張りなさいよ。」ということを言われている気がしてしまうんです。
でも親業では親も人間であり平等なので、なにかを我慢したり、犠牲にしたりせず、
疲れたときは「今疲れているから、もう少しまってね」と言ってもいいし、必ずしも子供の意見に合わせなくても良いこともあります。
また、いろいろなパターンの問題が出てきますが、この親業のテクニックや理論がわかっていると応用が利くということです。
子どもへの声掛けの本は、パターンが決まっており、ちょっと違う状況ということもありますし、子育て経験論の本は要因や環境を同じにすることが難しいので、すべてを真似てもうまくいかないこともあります。
親業は子育てという大仕事を担う親にとって、学びが多く、
まさに親業という言葉がぴったりの考えです。
実際試してみると・・・・
まず、怒ることをしなくなってきます。
怒りで支配する影響を知っていて、どう対処すべきかわかるからです。
試して数日ですが、長男との言い合いがなくなり、長男も私もお互いにストレスがないのです!!!!!
もちろん完璧ではないので、時にはうまくいかないこともありますが、前よりは圧倒的にイライラしなくなるんです。
自分が我慢しなくていい、ということが大きいですよね。
無理もしないですし、押し殺すこともありません。
こんな素晴らしい子育て法を広めたい、、、と思うくらい素敵な本でした!!
(※親業協会入って講師になりたいくらい・・・)